1. A2 いいえ。時間外労働の時間数には上限が定められており、これを超えると罰則の対象となる可能性があります。
1.1. 時間外労働の上限規制
働き方改革による労働基準法の改正により、2019年4月以降「時間外労働の上限規制」が設けられるようになりました。
これにより、1ヵ月及び1年の時間外労働の合計時間については、以下の通り、限度が定められるようになりました。
限度時間
期間区分 | 原則 | 1年単位の変形 |
1ヶ月 | 45時間 | 42時間 |
1年 | 360時間 | 320時間 |
そのため、時間外労働をさせる場合、原則はこの限度時間内で働かせることになります。
上記の時間を超えて働かせることもできないわけではありませんが、その場合、特別条項付きの36協定を締結する必要があります。
限度時間を超える場合については詳しくはこちらをどうぞ。
Q5 急な仕事の依頼により限度時間内で、業務を終わらせることができません。どうすればいいですか