1. A1 最低賃金とは使用者が労働者に支払う賃金の最低基準です
1.1. 最低賃金が適用されるのが雇用されて働く全て労働者
最低賃金とは使用者から労働者に支払われる賃金の最低基準をいい、雇用されて働く全ての人たちに賃金の最低額を保証する制度となっています。
最低賃金が適用されるのは、支払う側と支払われる側に労働契約がある場合です。
つまり、使用者(会社)から労働者に賃金が支払われる場合に最低賃金が適用されるわけです。
また、最低賃金法でいう労働者とは、労働基準法上でいう労働者と同じになります。
よって、労働者として以下の条件を満たす場合、最低賃金が適用されます。
- 職業の種類を問わず事業または事務所で
- 他人の指揮命令下で使用され
- 労働の対償として賃金を支払われる者
ちなみに、最低賃金を世界で初めて法制化したのはニュージーランドだそうです。