お盆休み中の更新なので、いつもとは毛色の違う話を。
この記事の目次
1. もしかしてまだHDD?
皆さんの会社のPCの起動ディスクが何かわかりますか?
起動ディスクというのは簡単に言うとOSの入ってるストレージです。
もしかしてまだHDDなんじゃないですか?
だとしたら、SSDに変えたほうが良いと思います。
SSDとHDDだと、まずパソコンの立ち上げスピードが段違いです。
HDDが目覚まし10個あっても朝起きられない人だとすると(私の叔父がそうでした)、SSDはゴルフが楽しみで朝の早起きが苦にならないお父さんのように起動が速い。
当然、アプリの起動速度やそれ以外の動作もSSDの方が早いし快適。
PCが重いとお悩みの場合、HDDをSSDに変える方が、CPUやメモリを変更・増設するよりもよっぽど効果があります。
2. SSDに変える本当のメリット
2.1. PCの重さに従業員は不満を持ってるかも
「いきなり何の話をしてるんだ、おまえはサンディスクの回し者か?」と思う人もいるかもしれませんが、働き方改革、働き方改革と言われる中(そういう本も出したわたくし名古屋の社労士川嶋ですが)法律的な話よりも前にやること、やれることがあるんですよ、ということを伝えるために、こういう話をしています。
だってですよ、事務作業がメインの業務の場合、HDDをSSDに変えるだけで作業が早くなるわけで、それだけでも労働時間の削減につながります。
加えて、ちょっとパソコンに詳しい若い労働者なんかは、そもそもHDDの入ったPCを使わされていることに不満を持ってるかもしれません。
こんな状態を放置して、やれ時間外労働の上限規制だ、同一労働同一賃金だといって対策しても、いやそれよりも先にやることあるだろ、と労働者に思われるのがオチです。
(ていうか、わたしに言わせたらビジネス用PCでHDDにOS入れたPCなんて発売禁止にしろって話)
3. コンプライアンスのための働き方改革ではない、真の働き方改革を
それに大前提として、政府の考える働き方改革も大事だけど、本当に大事なのは労働者が快適に働けることではないでしょうか。
別にわたしは会社は労働者をVIP扱いしないといけないといってるわけではなく、不満を持ったまま働かれるよりも快適に働いてもらった方が作業効率も高まるし、ミスや不正も減ると思ってるから、そういうことを言ってるわけですよ。
HDDをSSDに変えるというのは、非常に実践的ではあるけれども、あくまで象徴的な話なわけです。
なので、会社によってはもっと他の形で、あるいはもっと簡単な形で労働者の労働環境を改善できることがあると思うので、はじめから働き方改革なんて無理なんて諦めずに、まずは何かできることはないか考えるところから始めることが大切です。
ちなみに拙著は「コンプライアンスのための働き方改革」のための本として書かれていますが、その理由は、拙著冒頭のはしがきで解説しています。