ネットを徘徊していると「しょうもない」「くだらない」あるいは「嘘だらけ」「内容がない」サイトにぶち当たることがあります。
そうしたサイトを見るのって、時間の無駄だし不快なので、できれば開きたくないし、しかも、間違って開いただけなのにネット広告によっては、それだけでサイト運営者の利になってしまうこともあります。
くだらないサイトを開いてむかついてるのに、あまつさえ、そんなサイトをやってるバカにお金が入るって終わってると思いません?
というわけで、今日は私が実際に導入している、ネット上の低品質サイトをブロックするツールを2つご紹介します。
ちなみに、以下の方法はPC版のGoogle Chromeの拡張機能を用いた方法なので、Internet ExplorerやSafari、モバイル版のGoogle Chromeでは使えないのでご注意を。
1. Google検索結果から低品質サイトを除外「Personal Blocklist」
Googleの検索エンジンというのは、基本的に「みんなにとって役に立つ情報を載せているサイト」を上位に表示されるようになっています。
一昔前まではバックリンクといって他のサイトからたくさんリンクを張られているからいいサイトだ、みたいな単純な評価を下していたようですが、今ではSNSでどれくらい拡散されているかや、過去の各サイトのネット上の評価も含めて判断した上で、サイトの内容が役に立つものかどうかを総合的に判断しているようです。
ただ、Googleの検索エンジンを持ってしても、低品質サイトを完全に除外できるわけではありません。
去年のWelqなどのパクリサイトは、アルゴリズムの隙を突いて検索結果の上位を独占していました(今では、そうしたサイトを除外するようアップデートされていますが)。
で、検索結果でよく出てくるけど、正直このサイトは酷いな、役に立たないな、と思うサイトもあることでしょう。
あるいはNaverのように人の著作権を土足で踏みにじってるサイトなんか見たくない、と思う人もいるでしょう。
そうした特定のサイトをブロックできるのが、「Personal Blocklist」。
こちらはGoogleが公式で提供している拡張機能です
これを有効にした状態でGoogle検索を利用すると、
このように「ドメインをブロック」という表示がされ、クリックするとこのドメインを含むページは今後Googleの検索結果から表示されなくなります。
ちなみに、検索でドメインがブロックされた場合、検索結果の一番下にこのような表示がされ、
「表示」をクリックすると
このように再度表示することも可能です。
注意が必要なのはこの拡張機能、ドメイン丸ごとブロックしてしまうこと。
無料ブログなどのように(例えば、http://blog.livedoor.jp)、まったく別のブログやページのように見えるけれどもドメインが同じ、という場合、1つのサイトをブロックしたら他の同じドメインのページもブロックしていた、ということが起こりえます。
2. サイト内のNGリンクをブロックする「はちまバスター」
ただ、サイトに貼られたリンクが自分の見たくないサイトの場合、Personal Blocklistは使えません。
そこで使えるのが「はちまバスター」。
名称の由来はネットで悪名高い、非常に悪質なデマサイトの1つから取ったのかと思われます。
わたし自身、名前を書くのも嫌ですがそうしたサイトのリンクをTwitterでRTしたりFacebookでシェアしたりすると、わかる人には確実に白い目で見られるので注意した方がいいです。
「はちまバスター」をGoogle Chromeに導入すると、クロームの右上部分にアイコンが表示されます。
こちらをクリックすると吹き出しが表示されるので、下のオプションをクリックすると、
以下のような画面になるので、
サイトを丸ごとブロックしたいならドメインを、サイトの一部、例えば、Twitterはブロックしたくないけど、特定のアカウントだけブロックしたい、という場合は、ページのURLを貼り付けて更新すればOK。
実際に「はちまバスター」が機能している画面がこちら。
このように、ブロックリストに入ってるURLやドメインを含むページが表示されそうになると「censored(検閲した)」と表示されるので、一度踏んだ変なサイトも二度目は踏まずに済みます。
以上です。
情報があふれる世の中だからこそ、入ってくる情報の取捨選択は非常に大事ですので、今回紹介したような機能を上手く使っていきたいですね。
今日のあとがき
内容のないサイトとかデマサイトって、タイトルの付け方だけは上手いから、わたしもたまに引っかかったりするんですが、上の2つの拡張機能で大分そういうことはなくなりましたね。