この記事の目次
1. 祝!発売
というわけで、ついに今月の4日に、わたしの拙著「条文の役割から考える ベーシック就業規則作成の実務」が発売されます。
(本だけでなく、モデル就業規則のWordファイルが入ったCD付き!)
2. 個々の条文の役割・必要性に焦点
拙著がどのような本なのか、というのは上の四コまで説明しているとおりなのですが、個々の条文の役割・必要性に焦点を絞りつつ、とにかくベーシックな就業規則を作成することを念頭に置いています。
どうして、個々の条文の役割や必要性に焦点を当てたかというと、就業規則に関して作成はもちろん、読むことにも慣れてない人からすると、個々の条文がどのよう役割があるのか、というのはわかりづらいと思うんですね。
もちろん、世の中にたくさん出ている本でも、条文ごとの解説とかは載っているんですが、正直「社労士試験の参考書かな」と思うくらい「読みづらい、わかりづらい、実務に即してない」みたいなことが多く(厚労省のモデル就業規則なんてまさにそう)、これだと普通の人が参考にするのは難しいのでは、と常々思っていました。
なので、拙著ではまずこの条文はこういうもので、こういう理由で必要で、ということを丁寧に解説しています。
2.1. モデル条文を変更したい場合にも対応
加えて、ある条文について、会社としてこう変更したいんだけど、本当にそのようにしていいのか、というのも、人事労務に関する法令に詳しくない人からするとわからない部分だったりします。
よって、拙著では、この条文をこういうふうに変えることもできますよ、でも、法律に違反するのでこういうふうには変えられませんよ、といった説明にも力を入れています。
2.2. 魔法の条文はないけれど
このような内容なので、良くも悪くもこの条文を入れれば万事OKみたいな魔法の条文みたいなものはありませんが、みなさんが就業規則を作成する際にお力になれる本だと信じておりますので、よろしければ手に取っていただければと思います。